HOSHINOTAKASHI

北ヨーロッパ見聞録      2003.8.16〜26


北欧の小国デンマークは、スウェーデンとの国境を渡る
海峡大橋の建設で経済活性化を実現した

北ヨーロッパの各都市を視察してきた。テーマは、次の4点である。

@水産先進国にみる、養殖技術
A外断熱に代表される、北欧建築工法
BITを中心に成功した、産業クラスターと雇用対策
CEU統合による、パスポートフリーがもたらした流通の変化
視察団構成メンバー

氏名 役割と任務 選出地
鰹谷   団長・水産 HP 網走市
滝口 信喜  副団長・産業雇用 HP 室蘭市
星野 高志  事務局長 札幌東区
池本 柳次  会計長・北方型建築 HP 十勝管内
蛯名 清悦  北方型建築 HP 札幌北区
佐々木 恵美子  産業雇用 HP 十勝管内
阿部 義人  産業雇用 函館市
田村 龍治  北方型建築 胆振管内
小谷 毎彦  水産 北見市

訪問国
訪問国の豆知識
フィンランド】 【スウェーデン】 【ノルウェー】 【デンマーク

主な日程   日付をクリックして下さい。レポートがリンクされています

月日 主な都市 行程と主な調査内容
8月16日(土) 成田 直行便がないため、成田に前泊
8月17日(日) ヘルシンキ 移動日。空港から専用車でホテルへ
8月18日(月) ヘルシンキ 産業クラスターの成功例・行政の支援手法
8月19日(火) ストックホルム 市町村合併と地方自治について
8月20日(水) ストックホルム 省エネニュータウンと外断熱工法に関する調査
8月21日(木) ベルゲン 国立漁業局で、養殖技術を学ぶ
8月22日(金) ベルゲン 国立水産研究基地を特別視察
8月23日(土) コペンハーゲン 移動日・視察団としての中間総括会議
8月24日(日) コペンハーゲン 海峡大橋がもたらした経済事情変化を現場視察
8月25日(月) 帰路 ノルウェー財務局から、EU統合問題を聴取


旅のコンセプト

最近、議員の海外視察をめぐり、いろいろな意見がある。私たちの旅は、あらゆる指摘に耐え得るものでなければならない。
現地でなければ知り得ないことは多い。問題は、そのことを今後の議会活動にどう生かしていくかだ。
私たちはこの間、EUへのホタテ輸出解禁にむけた海洋モニタリングの実施を予算化させるなど本道水産業の発展に向けた議会議論をおこなってきた。
北欧の外断熱工法についても、省エネ効果が著しいことから、道としての積極導入を議会で提案してきた。
携帯電話のノキアで知られるフィンランドの産業クラスター成功例を調査することは、北海道に少なからず影響を及ぼすだろう。
(写真は、私たちの北欧視察を報道するノルウェー国営放送のキャスター)

具体的テーマを設定し、目に見える成果を獲得する、それが今回の旅のコンセプトである。


旅の成果を踏まえ、マニュフェストを発表

本報告書の最後に、今回の旅を踏まえ、今後私たちが議会活動の中で実現すべき課題を、任期中という期限を設定して明らかにする。いわゆる有権者の皆さんとの政治的約束である。議員視察のあり方について、ひとつの方向性を示したいということからだ。

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