第八日  2003/8/23 コペンハーゲン(デンマーク) 移動日
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行程

ベルゲン  12:05発  SK867
コペンハーゲン  13:30着

事情調査内容  移動日
 ホテル到着後、午後4時から視察の中間総括会議
宿泊ホテル  RADISSON SAS ROYAL HOTEL
 ラディソン SAS ロイヤル ホテル
 п@45-3342-6000

EU統合がもたらした流通の変化

飛行機は、コペンハーゲンの空港へ向け、着陸態勢に入った。と、その時、窓から外を見ていた田村道議が「あれは何だ!」と叫ぶ。見れば明日調査にいく二国間を結んだ海峡大橋の中間点につくられた人工島(写真)である。話には聞いていいたが、なるほどたいしたものだ。
この橋がもたらした様々な効果について現地の市民から話を聞くのが、楽しみになってきた。


空港からホテルへ向かうバスから海上風力発電施設を見ることができた。
デンマークは国策として脱原発クリーンエネルギーの開発を進めている。
最終日に政府役人から聞いたところによれば、現在風力発電が占める比率は15パーセント。当面は25パーセントをめざし、将来は40パーセントにすると言う。風力発電で国の電力需要のうち、40パーセントをまかなうと言うのは信じられない数字である。

(写真の風力発電群は、一口7万円の市民出資によって建設された。金利が低い中、高配当は市民の人気を集めている)


これもホテルまでの間に見つけた風景。ホームレス対策として、市が一時避難場所として提供した住宅群だが、なんと住み着いてしまうホームレスも多いという。高福祉で知られる国だが、その分、税金も高いわけで、「ホームレスホーム」は是非をめぐって議論がありそうだ。

(写真では見えにくいが、郵便ポストを設置しているホームレスもいた)


交通事情もあって、ホテル着は3時を過ぎていた。各自荷物を整理した上でロビーに再集合。
調査国も最後となったため、これまでの中間総括をするとともに、コペンハーゲンにおける任務分担などを確認するミーティングを開いた(写真)。この種の会議は、ほぼ毎日開いてきた。テーマの多い視察だけに、それぞれのメモをつき合わせておかないと、あとで収拾がつかなくなるからだ。

団員から疲れの声は聞こえない。むしろ、最後までやりきろうという熱意が交錯する。



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