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丹頂と絵本 |
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釧路湿原を見てきた。東京が四つ入るという広さに驚く。丹頂が優雅に食事する姿は、本州の観光客でなくても感銘を受けるだろう。自然環境を活かした観光産業による景気回復は、即効性が高いと言われている。「本州人」に自信を持って売り込むためにも、「北海道人」自らが、もっと自分たちの素晴らしさを知る必要があると感じた。
隣にある霧多布湿原の環境センターには、たくさんの絵本が並んでいる。若い学芸員の、「人は絵本を読まなくなったときから大人になる。一人でも多くの大人たちに、かつて子どもだった自分に立ち返って欲しい。純粋な子どもの心こそが自然を守る基本だからです」という話が印象深かった。子どもには戻れないが、子どもの心を取り戻すことは出来るかもしれない。
政治にかかわり始めた年齢には戻れない。だが、あのころの気持ちは、呼び戻せる。何のために議員になったのか、この初心をいつもかみしめて進んでいきたい。 |
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